2006年08月12日

真説 熱中症

 「スポーツや屋外での労働時には、よく水分を補給しましょう。」と言われ実践しても熱中症になるのは、なぜでしょうか? 少しお話しが長くなりますが、よろしくお願いします。人間の体は夏と冬、つまり四季に合わせて変化していきます。例を挙げれば、一年の平均体温が36℃とすると、夏は36.5℃。冬は35.5度と夏は少し高く、冬は少し低くが理想です。このように対応することによって各季節に順応し、快適に活動できます。 ところが、夏の暑い時期に冷たい飲み物や冷房の効いた部屋で長く過ごしていると体を冷やしてしまいます。夏の暑い時期に逆に体温を下げるとどうなるか? 風邪を引いて熱を出した時を思い出してください。38℃の時、熱く感じますか?寒く感じますか?大多数の人は寒気を感じると思います。その逆です。体温が低い人はとても熱く感じます。(あくまでも高熱や極端な低温は別です。)体温が低い人は暑く感じるので多量の汗を出し、ベターとした冷や汗のような、なかなか蒸発しない汗になります。ましてや、湿度が高いと拍車がかかり、より多量の汗が出ます。より体温が冷え、より暑く感じ、より多量の汗・・・水分補給が間に合わなくなり脱水症状→熱中症と移行して行きます。 夏に順応した体でないと熱中症は予防できません。どうやったら、順応するか? 第一にまず冷たい飲み物を極力減らす。私は常温を勧めます。慣れると常温でも冷たく感じます。 第二に汗をたっぷりかく!夏の暑い時期に運動して発散するようにたっぷりと汗をかくと体が夏の体になっていきます。スポーツ選手は濡れたままにならないようにこまめに服を着替えて下さい。ビジネスマンはサウナや岩盤浴でもいいですよ。 この2点を守るだけでも、大違いです。私は暑がりでしたが、この2点を守るだけでかなり快適に過ごせるようになりました。 もう1つ補足すると長期的な視点で観ると、冬の過ごし方で夏の体は決まります。冬に暖房の聞いた部屋で汗をかいたり、サウナや岩盤浴で多量の汗をかき過ぎると(夏より行く回数を減らせば行っても大丈夫です。つまり夏はよく行って下さい。)体が発散し夏の体になってしまいます。そうなると春先はだるく、夏には夏の体になれず、上記のような悪い傾向に陥ってしまいます。以上の養成法を参考にして下さい。

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この記事へのコメント
先生質問があります。私は花粉症がひどいのですが、特に日曜日など朝寝坊した日は最悪です。何故ですか?三洋のエアコンを使ってないせいか、25度に設定しているせいか、家にいるのがいやなのか、教えてください。それから大阪に来た時は、おみやげに高級洋酒をよろしく。
Posted by あかねのおやじ at 2006年09月13日 17:50
花粉症が特にひどくなる時間帯は副交感神経が優位になっている起床時や夕方以降です。
その為、朝寝坊をしたり等生活のリズムが崩れると一日中不快な状態になります。
もちろんお酒も悪影響です。
次回伺った時は高級きびだんごを持参します

Posted by DEAREI at 2006年09月22日 18:51

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