寒くなり忘年会が始まる師走に入ってくるとギックリ腰(急性腰痛)の患者さんが例年増えてきます。特に12月中旬〜1月中旬は多い傾向です。
寒くなってくると肩がすぼまりやすいように肩周りが緊張して固くなると腰に負担が掛かります。さらに忘年会等で呑む機会が増えると筋肉にかなりの負担を強います。
上記のような腰を痛める要因が重なり、ちょっとした無理でも発症しやすくなります。
首、肩周りを冷やさないように注意しお酒を控えるのが一番ですが、なかなか難しいですよね。
痛めたらすぐに受診することを勧めるのですが、あまりの痛みのために安静にする人が多いので、なった時の対処方法を紹介したいと思います。
安静では早く治りません。
私も4年前に開業後の疲れもあり、不覚にもギックリ腰になってしまいました。
それは午前の治療が終わり自宅でズボンを片足から脱いだときでした。ドーンと魔女のひと突き(ドイツ語でギックリ腰の意味)が来ました。
その場に倒れうめき、もう片方の足のズボンを脱ぐのに10分かかり、着替えるのに30分掛かってしまいました。
ギックリ腰になったときの注意
・安静にしない
・無理しない程度に動かす
上記2点を頭に入れ、手のひらと足のすねをつけた状態でなるべく肘を伸ばして四つんばいになりました。痛みがひどくても何とか四つんばいはできるものです。
ここまで出来たらゆっくりと無理しない程度にハイハイをします。なるべく顔も進行方向に向けてやります。
最初は恐る恐る少しづつしか動かすことしか出来ませんが、だんだんと動きが動きを呼んできて動作が大きくなってきます。ここまで来たら腰はかなり動けるようになっています。
ここまで動いてくると立ち座りがかなり楽になってきます。私はこれで午後の治療を無事終えることが出来ました。
安静にすると楽かもしれませんが、これほどの早期の動作の改善は見込めません。
上記はあくまで応急処置ですが、少なくとも受診に行く事が出来る状態に改善することが出来ると思います。
最後に、痛めた場合は出来るだけ早く治療を受ける事をお勧めします。
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