2010年10月13日

こだわり親父の隠れ宿 だってん

以前から気になっていたお宿へ

そのお宿は高梁市有漢町にある「こだわり親父の隠れ宿 だってん」です。

なぜそこが気になったかと言うと、高校時代岡山名物のドミカツ丼にハマり岡山市表町にある「だて」に足繁く通っていました。その当時の「だて」の店主が現在の「だってん」の店主だからです。

岡山名物と言えどもドミカツ丼を扱っているお店は岡山市内では30件程です。

現在隆盛を極めているラーメン店・焼肉店が200店舗近くある状況から比較すれば、とても少ない状況です。

その為、とても限られた条件で自分好みのお店を探さなければなりません。

私も岡山に帰っていろいろと探索をしていましたが、「だて」の元店主がやっているお店があると聞き、当時の味を懐かしく思い行ってきました。

このお宿、お昼は食事のみも受付けています。

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一泊三食付き9500円(夕食・朝食・昼食付き)ということで宿泊を選びました。

隠れ宿と書いている通り、里山を見下ろす山の中腹にあります。

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下の里山からは、牛の鳴き声と鳥のさえずりが聞こえ、実にほのぼのとしています。

夕食まで時間があったので、近くの有漢常山公園で石の風車を見に行きました。

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この風車、風の力だけで本当に回っています。

不思議な感じがします。

その後、湯の瀬温泉(とってもヌルヌルします。泉質はとってもグッド!!)にのんびり浸かり夕食への準備はバッチシです。

夕食は、吉田牧場のカチョカバロを使ったピザマルゲリータ、イノシシ肉の石釜焼き、鮎の石釜焼き、ピーマン・アスパラの石釜焼き、石釜で焼いたナスを同じく石釜で焼いたラクレット(吉田牧場)につけて食す、ママカリ寿し

と腹一杯おいしい物を頂きました。

私が一番驚いたのは、イノシシ肉の脂身のおいしさです。

店主曰く「イノシシは赤身を食べるのではなく、脂身を食べるものだ。脂身のないイノシシ肉は意味がない!!」

と言って出てきたのがこのイノシシ肉の石釜焼きです。

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見た目は脂身だらけでウッと来ますが、食べてみると上品な味で何ぼでも食べれてしまいます。

さすが、かなりこだわっています。

お酒は持ち込みです。私は持ち込むのを忘れて道中で買いました。

次回はお気に入りのお酒でこだわりの食事を摂りたいですね。

朝食は大盛り厚切り卵焼きと具だくさん味噌汁、飯ごうで炊いた4合ごはん。

店主曰く「飯ごうは4合で炊かないとおいしくない!!」ということで、我々夫婦二人では余るのでご飯と厚焼き卵焼きは持ち帰りました。

一泊4食になりました。

昼食まで時間があるので、備中松山城に行ってきました。

現存する天守閣では日本一高い山城です。とても綺麗に整備されています。

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結構登るので、軽い登山気分になれます。

お城を満喫すると、ちょうど昼食時間になりました。

宿泊の場合、昼食は半々定食(支那そばとカツ丼半人分づつ)です。

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カツ丼は、う〜んやはりおいしい。コクがあって胸に来ないのでペロッと食べれます。

さば節の支那そばはあっさりとしていてコクがある。

あっさりとしているのにドミカツ丼に負けない味です。

岡山で普段出されるドミカツ丼とラーメンの定食はドミカツ丼の味に負けないようにラーメンも濃い味付けになり、食べ終えた後は胸に一杯込み上げるものがありますが、ここの定食はカツ丼と支那そばが勝負していないので、食後は満足感しかありません。

それと食事以外に朝食の前に今朝絞り牛乳、前日の夕食前にはニューピオーネとおいしい里山食材を頂きました。

この今朝絞り牛乳飲んでビックリですよ。

とっても優しい味で、全く牛乳臭くありません。

街の喧騒を忘れ、おいしい物に出会いたい時はまた訪れたい一軒になりました。

 

こだわり親父の隠れ宿 だってん

 

 

 

 

 

 

  
Posted by naoru at 11:44Comments(0)TrackBack(0)